一本が一時間で燃え尽きる蚊取り線香が、三本あります。
これを使って、1時間45分を計るには、どうすればいいか。
という、クイズがあります。
蚊取り線香の燃焼速度なんかかなりの誤差があるはずなんで、
大体一本の4分の3を目測で切り取って使えばオッケーです。
いや、それではクイズにならない。


で、クイズの解答に至る思考の過程です。
前述のように目測で切り取るとかはどういうわけか販促っておいIME
反則らしいので、そういう技は使えません。
しかし、1時間45分割る1時間は、1あまり45分。割り切れない思いがします。
何らかのからくりがある、それなりの説得力を持つ反則ぎりぎりの技があるはずです。
問題に出てくる数字、3、1時間、1時間45分。
これを頭の中でごにょごにょしていると、ある瞬間にひらめきます。
1時間と30分と15分の3つを足して1時間45分。アとハーフとクオーターなわけです。
何らかの方法で、半分の時間を計ることができれば、どうにかなりそう、いや
なるに決まってます。クイズだから。じっちゃんの名にかけて。
どうやって半分の時間を計るか。
案1.蚊取り線香を水平に1/2スライスする。
 根本的に最初の案と全く進展のない発想の上、技術的にも困難、
 本当に距離あたりの燃焼速度が2倍になるのかもやや怪しいという、ダメダメ案です。
案2.蚊取り線香を2枚重ねて火をつけてみる。
 不確定要素が大きい上に、技巧に走る事を考えたあまり当初の目的を忘れています。
案3.蚊取り線香の両端から火をつける。
 こんなとこでしょう。
あとは、持っている蚊取り線香の使い方を総当り的に考えていけば、
結論が出るのは時間の問題ですが。
実際の生活で、こういう状況に直面したとき、
つまり、蚊取り線香が3本あるんだけど1時間45分計りたくなったとき。
はっきり言って、ここまで考えたりしないでしょうな。
3秒であきらめてほかの方法を考えるか、目測で切り取るか。