脱線したまんま…


話を戻ってみます。
高級言語
『私は「sample.txt」を使用しファイルを作成し、これをサンプルファイルと名付ける』
こんな調子で書けたらいいなと思っています。
『私は』はオブジェクト自身を表し、幾つかの言語では「this」とか「self」に当たるもので、
この場合は省略もできます。
『「sample.txt」』という風に「」で括られたものは、文字列リテラルです。
『ファイル』はファイルオブジェクトのクラス名です。
『これ』は直前のオブジェクトを指します。
『サンプルファイル』はオブジェクト(変数)名です。
『使用し』『作成し』『名付ける』等はあまり深く考えていませんが、構文の構成要素です。
構文の書式を絞れば、文解析はさほど複雑なことにはならないでしょう。
高級言語と意味言語を相互可換に設計すれば、多言語化も可能かも!とか思ったのですが、
まあそこまで色々欲張らなくても、と思います。


こんな言語を考えた理由は、あるわけで。
一つは、可読性をできる限り引き上げてみる、ということ。
ここまで可読性が高ければ、一読でプログラムの内容を理解できる。
プログラム言語の概念を知らない人でも、いちおう読める。
プログラム言語の概念を知っている人なら、ごく短時間で類似のプログラムが書ける。
このスクリプトを読む前に、これ専門のプログラム言語の学習時間がほぼ不要である。
テキストファイルから、ある特定の文字列を他のものに変換したい。
カンマ区切りのテキストデータから、第3要素を抽出したい。
そういうテキストがフォルダの中にたくさんあるが、単純作業なのでどうにか簡単に済ませたい。
そういう機会が、ちょっとPCを使う人ならあるのではないかと思うのですが、
それを実際にやろうとなると、まあPerlRubyなどの言語あたりを一つ覚えなければならない。
こんな単純な処理のために。


この言語はできれば、関数はおろか、ループなどの繰り返し文も記述できない方が望ましいと思っています。
プログラムを単純に読み下しにくくなるからです。
そういう込み入った処理は、知識のある人が構造言語のレベルで記述し、
高級言語で利用できるような機能で提供するのが良いと思っています。
じゃあその場合、フォルダ内ファイルの巡回なんかを高級言語ではどう書くのかと訊かれると。
…まあ、何らかのやり方はあるでしょう。