新選組!」を毎週見ております。面白いです。
私は脚本の三谷幸喜氏を応援したい気持ちがありまして、ちょっとプラス評価に傾いて
しまっているのかもしれません。世間の評価はどうなのでしょうね。
三谷氏の作品には、私は強いメッセージ性を感じるのです。
純粋に、正論を大切に生きれば、人は幸せになれる、そんな感じの。
彼の作品のメインキャラに当たる人物は概ね、頭に馬鹿が付く位純粋な傾向があり、単純で、
今ひとつ要領が悪く、精悍・豪胆・聡明といった性質に欠ける所があり、
…要するにいい人だけどなんかシャキっとしてなくて、ダサめのキャラなのです。
(古畑は例外ですが)
で、そういう使えない奴の癖に、正義感と理想だけはいっちょ前で、酷く不器用に
あれこれ行動を試みるのを見ていられず、周囲のちょっと有能な連中が「しょうがねえな」的に
主人公に協力をする、そんな展開が多いような気がします。
今時流行らず、誰もがあまり率先してやりたがらない馬鹿正直なキャラ、
でもその性質が結局のところ主人公の人としての魅力であり、集団の求心力となり、
結果として大きな潮流となる、私はこの辺、非常に現実味のある展開だと思うのです。
人の為になすべきことがあるのに、力不足で実行する事が出来ない、なぜか。
小市民に本質的に足りないのは、運や能力ではなく、正義感と純粋さだろうと。
話がなんかまとまりませんが、まあそういう事を感じるというか、適当なまとめですみませんが。


事の善悪によらず、何か大きな事をやってしまう人と、そうでない人の違いは、
むしろ、メンタル面の何かなのかもしれない。