ぐだぐだと。

昔私は、要するに「勝てば正義」なのだろうと思っていた。
でも今は、「正義は勝つ」のも一応の真実なのだろうと思っている。
両者の本質は同じであって、あえて言えば、答えは両者の中間ぐらいの辺りにあるのだと思う。


正義の定義は知らないけれど、その世界に住む多くの人々に支持されるものではあると思う。
数は力となるし、より重視すべき意思でもある。


自由や平等が尊ばれるのは、その精神がより多くの人に機会を与えるからだろう。
機会が多ければ多いほど、人類単位で優れたモノが生まれる頻度が高くなる。
優れたモノは、概ね多くの人々を幸福に導く力を持つ。
自由平等の精神は、現代社会では正義のように思われている。
自由平等の精神は、数ある思想の中で歴史の中を勝ち抜いてきたのだろう。
それは自由平等の精神が正義だったからでもあり、力を持っていたからでもある。
それはきっと、自由平等の精神が勝利した故に、今の世界を支配しているということでもある。


力の無い思想は、それはきっと正義ではないのだと思う。
力無い思想は、結局それを信じる者を護ることができない。幸せにすることができない。
生き残ることができなければ、それを顧みる者などいない。
組織を弱体化させ、滅びに導く思想など、真の正義である筈がない。