ズームイン

日本の野球人気は、ズームイン!!朝!のイレコミ情報が支えていたのではないかと思う。


スタジオジブリによる映画の極端な観客動員数は、ズームイン!!SUPERでの宣伝効果が大きいと思う。
ジブリの作品は、確かに内容は良いのだろうけれど、
本来ならそれほど観客を呼べるようなタイプの映画ではない。と思う。
(ちなみに、「ハウルの動く城」は観ていない。本当は興味があるのだけれど、相変わらずの観客の多さに
 持ち前の偏屈心がうずいて、どうにも観る気が失せてしまったりする)


宮崎駿」がいわゆるブランド(皮肉ではなく)になっていて、十分な商業的価値が見込めるから、
日本テレビが力を入れてバックアップする(のか、ジブリ側のプロデューサーがそうさせているのか)。
その価値はズームインの放送枠を割くに十分見合うほど大きくて、そしてなおかつ、
次回作の情報自体にも価値がある(欲しがる人がいる)から、放送枠に入れられることも
視聴者に受け入れられる。


通常の放送枠で取り上げることは、CMで放送されるのよりもはるかに大きな宣伝効果がある。
CMは抱き合わせ商品で言えば抱き合わされる方だから、仕方なく見るもの。
通常の放送枠は、放送する側が客を引く気のある内容という前提があるから、視聴者もより注力して見るし、
その情報にはCMよりも価値があるのだと無意識に刷り込まれる。


とても上手なやり方だと思う。
そして多分、昔は野球もこのサイクルに上手く乗せることができていたのだと。