政界がなんだかエキサイティングですね

森内閣末期の支持率9%って、今更ながらすごい数字だと思う。


小泉首相の支持率が常に高いわけは、とてもシンプルな理由なのではないかと思う。
小泉氏は常に国民全体を意識していて、国民全体がわかる言葉で語りかけ、国民の考えに
耳を傾けようという姿勢がある。だから期待値的に、国民の何割かは同調する。


小泉氏ではない従来型の政治家は、国民全体ではなく、一部の支持基盤に属する人々ばかりを意識していて、
それらの人々の利益を考え、彼らのための政治を行おうとする。その集団での支持率は高いかもしれないが、
国民全体で見ればそりゃまあ、少なくなる。
要するに母集団が少ないので、全体比での支持率は確実に頭打ちになってしまうのだろう。


支持率50%なんて、好きと嫌いが同数いるというだけのレベルでしかない。(とても健全な数字だ)


小泉氏の票集めの手法が優れているのではなく、ごく基本的な、政治家としては王道と言える方法であって
既存の政治家がなにか根本的な勘違いをしているとしか、私には思えない。
パフォーマンス先行的なやり方が揶揄されることもあるようだけど、それができない政治家ってどうなん?と思う。
全ての政治家が演技に長ける必要はないけど、現状はちょっと少なすぎる。話題を巻き込んで国民に訴える事のできる政治家が。
世の中がそんな政治家ばかりになったら評価されないだろうけど、少なくとも今はとても価値のある存在だろう。


小泉氏に対し「中身がない」と批判する政治家が多いけど、どう中身がないのか説得力をもって伝えないから、
その批判そのものに中身が感じられない。その発言をする政治家の中身も感じられない。
何となくただ出っぱってる杭を叩いてみただけとしか思えない。
批判という行為は、同意を得られなければそのままマイナスイメージが自分に返って来るのだということを
理解していないんだろうか。