デジタル

現行の選挙では少数意見が完全に抹殺されて面白くないっす!、と書いた後で。
ああそうか、と思った。これはデジタルなんだ、と。
地域の意思はデジタル化されて、当選者の意思を1に、落選者の意思を0にする。
地域の意思を明確にした後で、国レベルの高次の思量の場に持ち出していく。


デジタル性が強いというのは、論理性が強いということ。
「論理的」はしばしば「冷徹」と同じ印象を持たれる。揺らぎが無く―つまり非人間的・正確で、
その正確さは少数意見―弱い反応―を滅却することによる情報品質の維持から導かれるもので、
アナログな要素が入るほど、意思決定は曖昧に鈍重になる。
(曖昧が悪い事とは限らない、ただ、曖昧には曖昧という特性があり、特定用途にそぐわないケースはある)


その冷徹さからくる不自由に私は不満を唱えたわけだけど、
その冷徹さは効率性(最高の効率でないにしても)を別の側面から見た姿なのかもしれない。


でもまあ、それはそれで、選挙に行くのがかったるいのは変わらない。<まだ言うか