雨の日は憂鬱
かと訊かれれば、私は割とそうではない方だ。
雨音はホワイトノイズであり、安らぎの音だという。私もそう感じる。
でも、外出しなければならない日に雨が降っているのは、やはりおっくうだ。
逆に、部屋の中から雨の降る風景を眺めるのは、なんだか心地よい。
日光に当たれないだけで、また外出を制限されるだけで、気が沈む人もいる。
そんな人にとっては確かに、「雨の日は憂鬱」なのだろう。
夏よりも冬が好き、昼よりも夜が好き、太陽よりも月が好き。
喧噪よりも静閑が好き、雑踏よりも孤独が好き。
生よりも死が…? 等と思ってみたけれど。
死的なものを眺めるのが好きなだけで、眺めることをやめたいわけじゃないですから。残念。
もちろん、きちんと生きているものにも、魅力はあります。