Googleがこわい

その品質の高さと、一般ユーザーから対価を取らない姿勢から、
Googleのソフトウェアは今、静かに深く、PCの世界に浸透しつつある、と思う。


うまく言葉で説明できないのだけれど、私は最近かなり、この会社に対し警戒感を抱きつつあったりする。
(それでも、Googleを使うことをやめるのはできないのだけれど…というか、そこが何だか怖いところで)


最近の事例だと
Google Earthの画像が鮮明すぎるため、各国から苦情が上がっているとか。
Google Library Projectが米国の出版社協会から訴えられたとか。
確かに、全ての利用者が優れた情報を得られるようにするためのプログラムではある、が、けれども。


優れたものを、無料で提供することはすばらしいことだ。
しかし、Googleのサービスは「非の打ち所がない」という状態に近すぎるきらいがある。
文句の付けようがないだけに、Google製品を利用する人々(自分も)が、あまりに抵抗なくGoogle
信頼するように成りつつあるような気がする。
ある瞬間に、普及しきったソフトウェアについて構造上の致命的な欠陥が見つかったら。
あるいはGoogleが、あるいはGoogle内の要職にある一個人が、あるいはGoogleを乗っ取った組織が、
既に取り外しが効かなくなっているソフトウェアを人質にして、何らかの悪意ある行動を開始したら。
あるいは正義に基づいていても、個人の権利を無視する形で強硬的な行動に出たら。


「否応なく、我々はそれに従うしかなかった」そんな恐るべき状況がいつか来るような気がして、少し怖い。


マ社と違って、'アンチGoogle'を自称する人は見掛けたことが無いのだよね。