ひゅーざーって、現時点で判っている事実については、そんな悪いことしてないと思うんですが。


姉歯氏は背任、イーホームズは重大な職務怠慢で明らかな悪玉と思えますが、
ヒューザーはとりあえず、強度偽装の公表を止めろと要求したというイーホームズ社長の証言があるだけで、
まあヒューザー社長の態度や性格はいろいろアレかもしれないけど、客には素直に謝ってるし、
一応購入時レベルの財産を保障する方向で話を進めてると思うので、ねえ。


一人の建築士が悪事を働くというのは、社会のシステム上起こりうることで、
被害の拡大を許したのは検査機関であって、そういう意味ではイーホームズの社会的責任は大きかろうと。
イーホームズのWebサイトを見ると、なんだか爽快なまでに「私たちは全く悪くありません」的なことが
書かれているのですが、いやそれが仮に事実でも、その態度はどうなのかと。
検査機関の能力が高ければ、この事件は未然に防げたわけで、例えば「イーホームズは審査が甘い」と
思われていた事に対して、自責の念みたいなものはないんですかと。


業種によって、必要とされる使命やモラルに若干の差があって、例えばマンション販売業のようなものは
高いモラルや公平性安定性等よりも、とにかく値段を安く一般に提供する事を一義とし、それを社会使命と考えるのは
一つの企業方針としてアリだと思います。強度の検査は別の専門家がやってくれる筈だからです。
がしかし検査機関などは、価格よりもモラルや精度が当然優先されなければならない、
品質確保の砦として存在しなければならない業種だと思います。
不正を見抜けない検査なんて、やる意味がないのです。仕事したことになりません。
営利目的で検査の手を抜いた事実があるならば、社会に害をなす存在と言うべきで、
それなりの制裁が与えられるべきだと思うのですが、


なんでヒューザーばっかり叩かれるの!