「ご主人様」

これワタシ、未だに抵抗感…どころか、嫌悪感を感じるのですが。
いや、メイド喫茶のアレですよ。


「マスター」ぐらいだったら、涼やかでよいと思うのですが。
「主人」に「様」がついてその上「ご」なわけです。切り立った崖のごとき上下関係を匂わせます。
世の男性はそんなにも、女性を従えたい、女性に立てて貰いたい願望を所有しているのでしょうか。


別にね。
ある女性が自発的にそうしたいと言うのなら、まあ構わないと思うのです。
また或いは、男性が確固たる権力を背にするか、または女性と折衝を繰り返しそのような関係を築き上げる
事によってそのように呼ばせるに至るというのであれば、それもまあアリかなとは思うのです。


しかしッ!
メイド喫茶に乗り込んで金を払ってそのように呼んで貰って喜ぶ男性なんてのは、あまりに軟弱すぎるッ!
余りに脆弱、か弱い。あまりによわっちすぎて萌えてしまうぐらいだッ!
ちょっとストレス解消のセラピー気分で偉い人のように扱って貰って溜飲を下げるみたいな?
なんかそういう趣味はなんか、なんか…、 なんか切ないですよ。
中途半端な風俗みたいな、煮え切らない意思も私の心を苛つかせます。


というわけで、何かメイド喫茶がそこそこ流行ってるのがちょっと嫌だったりな気分なのですが、
私が難しく考えすぎなんでしょうか。