パールハーバー

パールハーバーっていう映画があって。
わりとけちょんけちょんに貶されたタイプの映画だったんだけど、私はそこまで
酷いとは思わなかったんだなっていうか、少し違う視点で面白いと感じてたんだな。


低評価の象徴的なシーンが日本軍の作戦会議のシーンで、Wikipediaによると

劇中において、東條英機山本五十六ら軍部の重鎮達による真珠湾攻撃の是非を問う作戦会議が野原に置かれた卓で行われている。しかも子供がその近くで遊んでいたり、「軍機密」と大書きした看板が掲げられている。現実には家屋の用意できない最前線でもなければ屋外で会議が行われることなどあり得ず、真珠湾攻撃のような重要な決定は最終的に御前会議の場で承認された。

とのこと。史実とか時代考証とかガン無視、日本ばかにしてゆの?といった辺りが主な批判だったと思う。
まあ妥当な批判と言えばそうだとは思う。
でも自分は実をいうと「このシーンかっけえな!」とか思って見てたんだな。
通常の作戦会議を野外で行うとか、さすがにアメリカ人でも本気でそう思っていたわけではないだろう。
つまり演出的要素が強く、スタッフは戦国時代のイメージを近代戦の作戦会議の形に想像的に展開したんだと思う。
これはむしろ現実を詳細に調査しなかったため、アメリカ人の日本観がストレートに表現されていて
で、それはそれで大作として作りこんであるので、大筋で間違っていてもそういうのもアリかな的に
受け入れられるレベルにはなっていたと思うんだな。いやなってなかったのか
私は、スタッフが日本を馬鹿にしているとは感じられなかったなあ。


まあ日本人的には、中国に対するイメージなんかもそんな感じにねじくり曲がっているかもしれないね。


何となく、昔そう思ったなあということを思い出したので、書いた。