何かを思い浮かべるというのは、
はりぼてのような世界を、瞬時に頭の中に構築するということなのだろうなと。
瞬時とは言っても、相対的には非常に長い時間の場合もあるかもしれません。
自分が生きているつもりの世界も、何か大きな存在の中の、
刹那的な流れの中に存在しているのかもしれないと、思うことがあります。
そんな事はどうでもいいといえばどうでもいいんですが。


何かを解るという事は、共鳴という現象に似ているのかもしれません。
難しい理論を理解しようとするのも、人の心を解ろうとする場合も、
対象の何かを取り入れる、複写する、そういう行為につながります。
知識欲というのも、それはあくまで内発的な観点からの表現であって、
特定の固有波長を持つものに対する誘惑、という見方もできるかもしれません。