借りたものは返す、これはマナーではあるわけですが、
究極的には、返還を強制する事はできないわけです。
ものを貸す時は、相手が裏切ればものは戻ってこないのだということを
意識しておく必要はあると思います。
テレビで裏金融の取立ての隠し撮りみたいなものが放映されてて、
なんか怖い人が、借りたものを返すのは当然ですよね!、みたいに言うわけですが、
まあそれは半分本当、半分嘘なわけです。
返済能力の無い相手にお金を貸すという行為は、そもそも間違っています。
なぜなら、そのお金は多分戻ってこないからで、損するだけです。
ではなぜ裏金融の方は金策に行き詰った人にお金を貸してくれるのかと言えば、
債務者がどんなにボロボロになっても、まだ叩けばお金は引き出せる、つまり、
全借金の清算は無理でも、ある一つの金貸しの返済だけなら十分可能だからで。
要するに、他にまわすべき金をこちらにまわせと言っているわけで。
そんな非道な相手に律儀に対応する必要はなくて、
こちらもトンズラこくなり刺すなりといった非道な対応で構わないと思うんですが。
借りた金を返せないのは、結局貸した方にも管理上の責任があって、
正論を説いたところで、結局金が戻らないのなら負け犬の遠吠えみたいなものです。
本当に重視すべきなのは、金という抽象的な数値よりも、信用とか能力とか、
そういうものだと思います。
もし仮にりそな銀行の預金が全てパーになったとしても、
どこからか何らかの保障があるのが当然だ、そんな考えはちょっと依存的だなと
思ったりします。


数の論理で何らかの保障があると予測できる、という判断なら構わないと思いますが、
何となく漠然と絶対の信頼を置いていて、いざ破綻したら
「そんな話聞いてない」みたいに助けを求めるのは、ちょっとどうかと思うわけです。
まあ、そんな緊急時の救済を求めて普段から税金を払っているのかもしれませんが。


ああ最近つかれてつかれてもう。