真面目な人間が損をする、という表現があるけれども、
自分は真面目に生きていていつも損をしていると思っているという人間は、十分に不真面目だと思う。
真面目な人は損得に関らず真面目なのだし、
目先の損得よりも自分が真面目である事を重視しているのだから、それで損をするのは仕方がない。
きっとその人は真面目であることで何か得をしているのだし、一般人の言う損というのは
彼にとってはささいな問題なのだと思う。
真面目な人間が損をするという表現は、不真面目な人間が真面目な人間の名を借りて、
自分の権利を守ろうとしているような風味があって、なんかやである。