予防医療

一部の不治の病を除いた、ほぼ全ての病は治療が可能なわけです。
それでも病で人が死ぬのは、発見時に既に手遅れと言える程度まで病状が重症化してしまっているためと思われます。
カニズムが概ね解明されている病気は、早期の段階であれば何かしらの治療法があるものです。


今日、これだけ多くの人が何らかの病気で死んでいるという事実は、健康診断の平均頻度が圧倒的に不足している
という事を物語っているのではないでしょうか。
治療可能な病気に対し、高確率で早期治療を行うことで、現在の死亡率は大幅に改善されるかも知れないと思ったのです。
健診が頻繁に行われない理由は、通常の健診は一個人に対し時間的、肉体的または金銭的な負担が
小さくなく、敬遠されがちな傾向があるからでしょう。


新しい治療法の研究よりも、効率的で負担の少ない検査方法の研究や、社会制度の改善などの方が、
より多くの人を救う効果があるのかもしれない、と思ったりしました。