本屋で

コミック雑誌とゲーム雑誌が並べられている棚を、しばし眺めてみる。


……。
萌え、か。


まるで、それが自然な流れであり、逆行する事のないもののように、
この文化が一般に浸透しているかのように思えるけれど。
これはひょっとすると、ただのブームなのかもしれないと思う。
数年後には、もっと下火になっているのかもしれない。


空想上の可愛い主に女の子のキャラクターを題材とした商品、言葉で説明するとそんな感じなのか。
これだけ、それ系の商品が普及しているにもかかわらず、今一つ「流行」としては語られないのは、
多分、そういう文化に対する一般の抵抗感が、根強くあるからなんだろうと思う。
マスメディアも一応話題に取り上げはするけれども、どこか控えめであったりする。


ただ、そういうサブカルのイメージが根強いだけに、消費者が急に増えるということも無く、
流行り廃りの流れに巻き込まれずに、淡々と発展してきた文化なのかもしれない。
人目を惹く力や、魅力をアピールするテクニックは、年々向上している感じがする。