もれまくり

Winnyとウィルス感染による情報漏洩のニュースが、継続して報道されていますが、
これはどういうことなんだろうね?と思います。


第一報の時点で、心当たりのある人はWinnyの使用をやめるなり、ウィルス対策ソフトを入れるなり、
機密情報に類するものを削除・隔離したりといった対応をとると思うのですが、
いつまでも情報漏洩の報道がずるずる続いているのは、なんだか不思議な気がします。


以前の段階で既に漏洩があったものが、徐々に確認されているのでしょうか。
それとも、漏洩は現在なお継続して発生していて、
その程度の対応の取り方も分からないほど、知識の無い人が使っているのでしょうか。
はたまた、情報をコピーする人間とWinnyを使用する人間とそれぞれ別人が1つのPCを使用していて、
危険性が認識されていないという状況があったりするんでしょうか。


私は、Winnyに限らずもともとファイル共有には抵抗があり、全く使ったことが無かったりします。
というのは、私は基本的に性格が閉鎖的であるので、
水面下で未知の人間とネットワークが接続されているという状況に、気持ちの悪さを感じるのですね。
ファイル共有のシステム自体は優れたアイデアだと思いますが、
やはり、特にやましい情報が飛び交っているような世界に自分のPCを放置しておくのは、抵抗があるわけです。
そういう世界にいる人間の中には、ちょっと考え方のおかしい人が含まれていそうですし。


しかしこの期に及んで、「Winnyを使用しない事が根本的な解決になるわけじゃない」と言って
Winny使用禁止令を批判する人の気持ちが、ちょっと理解できません。
インフルエンザが蔓延している状況で、「タミフルを使うよりも、普段の体調管理が大切なんです」と、
訴えているのと似た印象を受けます。
言いたいことは分かりますけど、今それどころじゃないでしょ、と。
管理する側の人間だったら、とりあえず暫定でも速攻で使用禁止令を出しておくのが当然の発想だと思いますが。
(なんていうと、既に事が起こってから対応を考えていることがそもそもの間違いだとか言われそうですが) おりこうさんはめんどくさい…