少年犯罪

未成年の犯罪は、考えの浅はかなものが多いのに苛立たせられる。


成人式で子供が騒いでいるのを見ると、「20でこうか」と、頭を抱える様な気持ちになるけれど、
となれば必然的に、未成年の犯罪はそれ以下の程度のものに落ち着くことになる。
そして私自身、20の時はそれと同レベルの残念な子供であった、などと言うと今は随分成長したかのような言い方だけども。


法を侵すことは、自分の益にならないのだと。
10代は、自分の能力を伸ばす大きな機会なのだと。
学校の成績を人と比べる必要など無く、ただ黙々と自分の力を伸ばし、適性を探せば良いのだと。
意味のないことはやらなくて良いのだと。意味のあることに人生を費やすべきなのだと。


そういう事を、大人が正しく子供に伝えなければならなかったのだけれど、
現状では上手に子供を導くことができず、歪んだ価値観を抱いた子供が、つまらない行動に走ってしまう。
そのように人生を棒に振らせられてしまう子供は、ある意味被害者なのだと思わずにはいられない。
犯罪者は憎たらしいが、憎んで排除する、それが最善の解でないのが分かっているのだ。
ひとつ何かがずれていれば、犯罪者の人生を歩んでいた自分も十分に想像できる。


どうすればいい、と一言では言えないけれど。