PS3

正直、PS3は失敗しているのではないかと思うのですが…。


単なるゲーム機に6万円も出すのは、よほどのコアゲーマーだけです。
よほどのコアゲーマー以外の層にも売らなければならないとすれば、単なるゲーム機ではない商品として
売り出さなければならないと思います。


おそらくはホームメディアセンターや、PC代替家電として、軽い用途のアプリケーション等を使用するための
プラットフォームとして発展させることを目指しているんじゃないかと思うのですが、
そういう何らかのデータを管理するような装置とする場合、PCと連携する機能がどうしても望まれます。
が、この点においてどう考えても有利なのが、Microsoftなのですよ。
情報共有できるし、開発時に親密に連携が取り合える上、XBOXアーキテクチャはほとんどPCと同等なので、
こんな都合のいいことはないわけで。PS3の方が普通に考えて非常に不利です。


方や堅実な利益とゲームのためのハード作りに徹している印象の任天堂に比べると、
PS3の方向性はまたしてもどっちつかずで、(単に高性能という以外に)どういうものを目指しているのかよくわかりません。
ハードの魅力はソフトで決まるという人もいますが、じゃあハードを作る人は完全に受け身でいいのかと
言えばそんなことはないはずで(だってソフト屋さんは簡単に撤退できるんだから)、
ハード屋さんはそのハードの新しいポリシーと魅力をきっちり伝えなければまずいと思います。
Wiiの発表からは「なんか面白いこと考えてるみたい」という感想を持てるのですが、
PS3は何だかさっぱり…イマジネーションが沸いてこないですね……。


方向性が間違ってるとまで断ずるつもりはないのですが、
売れるか売れないかで言えば、売れないのではと。