歌姫

歌姫 (ゼロコミックス)

歌姫 (ゼロコミックス)

すっげー面白いって訳ではないのですが良い雰囲気の漫画ってのがよくありまして、
はて私は一体どこに惹かれたのだろうと考えると漠然として掴み所が無く、
その感想が言葉として形にできないのであればやはりそれは単なる気のせい、そしてその作品もおそらくは凡作、
等とうっかり結論を出してしまいそうになるのですが、でも作品を読み返してみると
「うーん…」やっぱり好きだなあ、みたいな。


この漫画については最初に購入のきっかけとなったのは「表紙の兄ちゃんかっこええなあ」。
ちょっと暗い感じがツボだとか。
後押しとなったのは「禁忌である男の『歌姫』」なるファンタジックな設定。あとは、
やっぱり憂いを含んだ空気が漂う物語紹介辺りでしょうか。


まあ、好み、かな。これは。
キャラクターが好ましいとか、悲哀をベースにした展開だけど後味は清々しくまとめてくるとか。


「歌姫」という設定には独自色や創意性の強さを感じるので、もう何本かこの人の
作品を読んでみたいなと思わせる感じではあるのです。


あー、それから。
この人は他に何か作品を描いているんだろうかと思い、「あき」で検索してみると、
当然のように、関係ないものばかり上位に出てくるわけです。
「歌姫」で検索しても同様。
えー、作家を志すよい子の皆さんには、他とかぶらないネーミングをおすすめしたい!