気に入った漫画の記録を残そうとか

私は、漫画をよく読みます。ここ数年はかなりガンガン単行本を購入するようになりました。
その一方で通読している漫画雑誌はIKKIのみであったりするので、一般的に有名な漫画は
あまり目通しが入っていなかったりもします。
ではどういう基準で購入する単行本を選択するのかといいますと、

  • 本屋さんが作成するポップ
  • 本屋でタイトルや表紙を見た感じの直感
  • たまたまブログだかで見掛けて、気になったタイトル

というわけです。特に本屋の眼に対する信頼は篤く、容易に言いくるめられて手に取ってしまったりしますが、
おおむね外れはない感じです。本屋はやはり、読書(漫)が好きな人がやっているのだなあと思います。


まあ正直なところ、仮にも商業ベースで出版されている漫画を読んで、愚にもつかない出来だなと
思うことはちょっとありません。それなりに面白味はあるし、また自分が楽しめない内容であっても、
その漫画が掲載されていた雑誌の読者層を考えればこういう内容のものになるんだろう、とか、
あまりに難解すぎて自分にとって意味不明なところがむしろ興味深いとか、ついポジティブに捉えてしまったりするのです。
そういうわけで、何が優れた漫画か、さらにはある漫画についてこれは全くの駄作であるなどとの評価は、
私は滅多に下さないというか、商業ベースに乗る作品は少なくともそこまで言わせない程度の品質は確保できているものなのです。
「なのです。」というか、私はそう感じているのです。


そういった事情で、逆に自分で「この漫画面白いヨ!」等ということも、実は抵抗があったりするのです。
それはやはりたまたま私が気に入ったというだけの漫画であって、客観的普遍的に優れているわけではないんじゃないか、
少なくとも他人が読んで「いやあそうでもないね」と感想を述べる可能性は非常に高く、
もしそのような結果になる場合に私は「面白い漫画」という間違った情報をその人に伝えてしまうことになり、
その人の金と時間を無駄遣いさせてしまうかも、それは大変に申し訳ないな!と先の先まで深読みしてしまい、
さらば余計な事を述べるのは慎むべき。私は私でこの漫画を面白いと思ったのだし、彼は彼で自分が楽しめる漫画を
彼の力で探し出せば良いこと。それが最も自然な形よ。ふっ。などと、うっかり悟って自己完結するパターンに
陥ってしまったりするわけです。
まあそれはそれで一つのスタンスであろうとは思うわけですが。


そういうわけで、このはてなダイアリーにもまあいくつか読んだ漫画のタイトルを表に出したことはあったものの、
常に断定的な評価は避けてきたつもりであったりしました。またそれらは、私が読んだ漫画の中の
ごく一部に過ぎないという事実もあるわけです。
しかしっ、
世の中には読者のあまり多くない漫画が多く存在します。私が読んでいいなあと感じる漫画であっても、
ただ名が売れていないというそれだけの理由で、時代の流れに埋もれてしまうものが数多存在するのです。
それらはそのまま、ひとの目に触れぬままひっそりとその生涯を閉じる運命しか残されていないのか?
うん。
いや「うん」じゃなくてね、やはりそれはあまりにもMottainai。せめてここに1人、その漫画を素晴らしいと感じた人間が
いたことをインターネットの片隅に残しておくことは、その漫画の存在を1人でも多くの人間に
知らしめるための僅かな足がかりぐらいにはなるのではないだろうか!


なんかどうもキーボードを打つ手のノリが悪くてあんま気合いの入った文章にならんかったのですが、
要はアレ。今後は気に入った漫画のログをはてなダイアリーに残しておこうかなーとかちょっと思ったわけです。
で、一応その投稿にタグとして「comix」でもつけとくか、みたいな。
まあ、その宣言ということで。何となく。はい。