会社

会社組織の目的は利潤の追求だ、と言う人がいるが、それはあまり正しくない。
当面の活動に利益が見込めなければ経営そのものが立ち行かないため、利潤の追求は短期的な目標の一つではあるが、
少なくともそれは、究極目標ではない。通常は。
その会社の究極目標のヒントは、創業者の意思にある。つまりは、何のためにこの会社はあるのか、ということである。
儲かって会社が大きくなって、結局何をしたいのか、ということである。
目的がなければ、大きくすること自体が無意味である。そこをわきまえて、組織の拡大を求めない会社だってある。


会社への就職は、会社の目標に共鳴し、その一員になる事を希望するという流れが好ましい。
少なくとも、それが原則ではある。これを見失ったまま就職したりするから、五月病みたいのが出てくるのだろう。
(でも、自分もいま気がついたところだ。)
会社の側も本来、ただ優秀だという基準ではなく、会社の目標に合致する人間であるかを見極めて募集・採用する必要があるはずだ。


学生の意識が低い、と言われる事があるが、では正社員の何人が、その会社の意味について真に理解しているだろうか。