つづき

松下幸之助は「松下電器の生産した電気製品を通じて日本をすばらしい国にしたい。」と社員に語ったのだ。
という話を聞いて、そんな事を私は考えたのだと思う。


あまりそれを褒め称えようという事でもないのだけれど。


たとえ、今自分が手を付けている仕事が小さなものであっても、自分のごく周囲の人間のために働いていると考えるのか、
日本の、ひいては世界のために働いていると考えるのかによって、その人の気の大きさは全く違う。
人として、そういう心の底からの小物というのは、あまり好ましくないなあと私は思う。