ウヘヘ

麻生さんよりも福田さんよりも、安倍さんが好きだったな。


麻生さんと福田さんを比べた場合、私は福田さん派だったのだけれど、
実際に福田政治を目にすると、旧来的なにおいのする、何だか嫌な予感のするものに思われてきた。


麻生さんは正直、キャラクタがよくわからない。
ただ、漫画好きというイメージを利用して特定層の支持を釣り上げている―何となくだが、私には
漫画に対する純粋な愛よりも、政治に利用しようという意図の方が強く感じられて、抵抗感がある(これは邪推かもしれない)。
―という印象を私は持っていて、素直に支持しづらいものがある。
ただ政治家というのはそういう事をするものだし、それをしなければ政治家としての力を持てない。
安易に踊ってしまう有権者がもし多く存在するのだとしたら、そちらの方が本質的には問題だろう。
あとは、麻生氏の場合は失言が心配。
政治家としては好きな方ではあるけれども、首相の座に置くのはどんなもんかねえ?というところ。


あまり話題には上がらなかったけれど、私は実は与謝野さんが結構好きだ。
たまに新聞などに載る彼の一言を見掛けたとき、この人は頭が悪く無さそうだなあと感じるものが多かった、ので。


安倍前首相の最大の失策は、その辞任の仕方だっただろう。最悪といっても過言ではない。
死んでも首相を続けるなり、(あるいは体調不良を隠して)病室から指示を続けるなり、さもなくば代理人をあらかじめ
用意しておくなど、国会の運営が停止する事態を避けなければならなかった。
今の安倍さんの政治家性能のハッキリとした限界が、あの時現れていたのだろう。
他の失策は、人事とその後始末や国民支持のとりまとめ、か。いわゆる政治屋的な意味での政治的活動の部分が。


ただ、「日本のために私はこうしたいのだ」というポリシーは強く持っていて、それが私が受け容れられない種類のものでは
なかったから、もう少し彼の思うとおりに首相をやらせてみたかった。
今後も機会があればなあとは思うけれど、汚名を払拭する何かは必要なんだろうな。


真面目なだけでは政治家は務まらない、そんな諦めに似た言葉を、認めざるを得ない出来事ではあったかもしれない。