アンチアンチ

私の思考パターンの一つに、アンチアンチという傾向がある。
アンチ中国・巨人・Microsoftといったメジャーな宗派が世間にはあって、それに対する反発から、
(最近は野球中継など全く見ないのに)好きな野球チームは巨人だと言ってみたり、
何かと中国を擁護する考え方を採用してみたり、といった意識が働いてしまう。


だいたい、アンチ中国なんてものが増殖したのは、丁度マスメディアがバッシングを始めたころじゃないか。
中国人にも色々問題はあろうけど、テレビやネットで聞いたことをはいそうですかと受け容れてしまう人々の素直さは
もうちっとどうにかならんもんか。
外部からの情報で自己の意識が反応することに対して、もっと警戒するべきだとおもうのだけれど。
中国で情報統制が行われていることを知識として知っているのに、ならそれに相似したことが暗に日本でも
行われているのではないか、といった疑念をなぜ持たないのか。政府やメディアを信頼しているわけでもないだろうに。
これが単なる疑心暗鬼なのであれば、それはそれでいいのです。しかし何かの意志に易々と操られたり、
軽く見られるのは私は非常に面白くない。


熱くなって話がそれた。


アンチ××といった考え方は、大体において考え方がステレオタイプなのですよ。その組織の個々の人間を見ようとしないし、
ものの良い面悪い面があるはずなのに、良い面を全く肯定することがない。だからそういう人間と議論しようとしても
彼の目的は対象を否定する結論を持ってくる事だけだから、議論が全く実にならない。なんだか宗教の人みたい
だなあと。


ああなんだかこのエントリは毒々しくなってしまったので、やっぱりこのへんでやめておこう。