硫化水素

周囲の人間を巻き込んで死ぬというのは、自分の苦しみに気付いて欲しい、あるいは
自分だけが苦しんでいるという不満を和らげるような自殺者の心理的なニーズに合致しているのかも
しれないと思ったのだけどそれはまあ考え過ぎか。


硫化水素とかいかにも刺激が強そうで、あまりラクに思いを遂げられそうな薬とはとても思えないのだけれど、
Wikipediaを見ると高濃度では数呼吸で昏倒に至るとも書いてあって、実際どうなんだろうね。
苦しまないという点では練炭の方に説得力を感じるなあ。いかにも薬品臭い硫化水素なんかよりも
ひっそりと静かに死を迎えられそうな練炭の方が、自分は好きだ。自分がやるんだったら練炭だな!


良識ある人々は曰く硫化水素は「実際には苦しい」という事(になっている?)らしい。そうなのだとして。
ネットで見掛けたとある発言で、もしこの自殺方法を最初に紹介した人間は実際には十分苦しく且つ
無関係の他人を巻き込む可能性をも理解していて、その上で「楽に死ねる方法」として死のうと思う
人間に勧めていたのだとしたら……。というのがあって。


そりゃ確かに恐ろしい話ですねえ。