坂の上の雲

読んでます。六巻の終わりまで来ました。長くてだるいです。うそです。だるいのはうそですが。
ただコレ読んでる間他の本が全く読めないので、なんか残念というか、寂しいというか。
私はあまり長編小説向きの性格でないのかもしれません。
ちまちま読み進めているので、ひょっとすると2ヶ月ぐらい経ってるかもしれません。


今の日本は、ここ100年ほどのうち最も停滞した状態にあるのではと思うわけですよ。
それはどうも、目指すべきものを見失ってしまったせいなのかと。
国力増強とか経済成長といった分かりやすい目標が達成されてしまい、ハングリー精神を失ったとか、
多様な価値観という発想を受け容れた結果、組織の構成員の足並みが揃わなくなって
高次の目標達成の為の力が分散されてしまったり、各個人が我流で目標を探すことが
求められるようになった為に質の低い目標に捕らわれたり、そもそも手頃な目標が見つからなかったり、


…などということをだ、考えてしまったりするわけですコレを読んでいるとね!
題材のメインは日露戦争なのだけれど、まあそういう意味では、今の日本は当時のロシアに近いのかもと。
当時の日本はさしずめ今の中国とでも言ったところでしょうか。今中国と戦ったらあーなんか負けそうだな
って気は正直してきます。戦力そのものというよりももっと精神的な理由で。


日本はがんばればやれる子だと私は思っているのですが、では再び日本を目覚めさせる事ができるものは
どんなものだろうかと、そんなことを思ったりするわけですが。