箱宮ケイ

やっと単行本キター!

できそこないの物語(1) (シリウスKC)

できそこないの物語(1) (シリウスKC)

墓場の恋は!? ――入ってない。そうか、入ってないか。
2年以上前に同作者の「墓場の恋」という作品に惚れ込んで以来、
単行本はいつ出るのか、つかひょっとして出ないのかと、時々思い出しては
優先度やや低いぐらいで心持ち心待ちにしていたりしていたわけです。


基本的に、好きです。…でも内容はもう少しかな。
柔らかい雰囲気と、優しい毒と、ファンタジーで構成された、暖かめの作品群です。
ひとつテクニカルな面でインパクトがあるのは、コマ割りの手法でしょうか。
吹き出しが躊躇無くコマをはみ出したり、コマを既定の線から少しずらしたり、
余白を強く残した演出などは他の漫画にはあまり見られないもので、かつ技法が洗練されていると感じます。


…ただこのペースだと…1年に一冊ぐらいは出て欲しいナァ。
せっかくだからcomixタグは今度のために取っておくぜ。