政治家はブログを書くべきだ

現状、政治家のブログは一定数存在する。それはいい傾向だとは思う。
しかしその内容は、政策論や政治活動、政局への感想、あるいは単に人気取りを意識したアピールなど
堅くて真面目な内容に偏っているように思う。
それはもう一歩踏み込んで、内容を再考するべきだと思う。
堅い内容ばかりではやはり、閲覧数が稼げない。せっかくの意思発信も、一般の市民に届かなければ
発信する価値はほとんど無くなってしまう。それはつまるところ、政治家と市民双方にとっての
不幸であると思う。


堅くない内容というのはどういうものかというと、こういう小説を読んだけど面白かったとか、
口を滑らせて大恥をかいたとか、出張の出先で変なものを見つけたと写真を載せるとか、
そういう、できるだけ大衆に寄ったゆるい記事があると良いと思う。そういう記事に織り交ぜて、
政治絡みの内容を含めていけば良い。一般市民はそれを読み続ける事により自然と政治リテラシー
育っていくだろうし、政治家という個人に対して、その人となりを理解するためには、
そういう日常的なふるまいに対する情報はとても重要なのである。


我々には、国家を導く人間を選出するための情報があまりにも不足していると思う。
そのせいで私は、選挙には形骸化した定例行事以上の価値を見出せなくなっている。
結局多くの市民はどこの馬の骨とも判らない候補者に票を投じ、党単位での投票などは
全部入りの無駄に高価な生命保険の如くである。
…という愚痴は置いといて。


現状、政治関連の情報はマスメディアを仲介して入手する事が一般的だけれど、ブログという
ある種の一次ソースを利用する手立ては既に確立されているのだから、技術の効果的な
運用方法というものをもっと考えていかなければいけないと思う。政治家も、市民の側も。


なんて知った風な事を書いといて実は政治家のブログがどれだけ存在するかなんて全然調査してないし読んでもいないぜ!