MS観とか

マイクロソフト、Windows Phone 7脱獄ツール作成者にTシャツを贈る - Engadget 日本版
脱獄ツールの開発者に、本家から「はいはい御苦労さん」と粗品が送られたという話。
ちょっと心温まる話だと思った。


タイトルだけ見ると分かりませんが、これは皮肉を込めた単なるジョークではなく、
両者が共通して求める生産的な未来のため歩み寄り、良い関係が築けているために
起こった出来事だとのこと。


私が最近MSに対して好印象を持っている理由は幾つかあって、

  • ユーザーの維持、覇権の維持に対して貪欲である
  • 失敗に学べる。過ちを将来のプロダクトで修正できる
  • 現実的である。ビジネスに関わる事以外のポリシーが無色に近い(別にOSSを嫌ったりしない)

こんなところ。


MSのお行儀に関しては今まで色々言われてきたと思うし、自分も昔はあまり好きな企業ではなかった。
でも、WindowsがなければPCの普及は何年か、あるいは十何年か遅れていたと思う。
必ず代替のOSが普及していた筈ではあるけれど、複数の主要OSが並立する状況になっていた
可能性が高いと思う。ハードウェアメーカーはそれぞれに対してドライバを用意し、
どのメーカーのはどのOSでしか動かない、といった混沌した状況が十分予想される。
2011年現在において、どちらの歴史がユーザーを本当に幸福にしたかは検証のしようもないけれど、
共通のプラットフォームの存在や無料のブラウザが、IT、ネットの普及を加速させたのは
確かであると思う。


Vista,7世代ははまだ普及しきっていないけれど、これは必要な進化だったと思う。
XPと変わった部分で不満の声はあるけれど、変化したUIは、さらにその先のバージョンで
内部構造を変更するための布石のように思える部分も多い。まあよく考えられてはいると思う。


オチがないけどこの辺で。
考え無しに書いていてもそのうち結論的な感想が自然に出てくるだろうと思ってたけどそんな事なかった。