失踪

失踪する時は、やはり書き置きなりなんなり残してから行うのが、人としての礼儀に適っていると思います。


この日?記はやめない予定だけど、放置がデフォルトになってきてよろしくないなあ。


まあここんとこ色々のんびりしてられないし頭は悪くなるしで、
あまりこっちに手が回らなかったというか回す気が無かったというか、はあ。


来週までにもう一つ何か書こうか。

老害

年寄りが時代遅れの発想で世の中を混乱させている状況は、やはり率直に問題を感じる。
誰かが諫めなければならないのだけれど、老害性を感じさせる老人は
組織を鎧のように固め、従わない者を排除し、強大な権限を持つための力場を構築している。
それはその本人が作り上げた物で、その本人の成果であり、権限はその本人の持つ正当なものではある。
のだけれど、しかしその存在が既に、多くの他人にとって有害でしかないケースが多々あったりするのだ。


人、および生物が、寿命というものを持っているのは、敢えてそのように進化したのかもしれない、と思った。
進化をある程度適切なサイクルで行うために、永久に生命活動を永らえる方向は目指さず、
一定期間で個体の能力が劣化していくように仕組まれたのではないかと。


老害の例は、古今東西に見られると思う。彼らがもしいつまでも健康であり続けるのであれば、
周囲の人間にとっては絶望的状況でしかない。
愚かしく、身の程を弁えず、何時までも支配の座を譲らない老人は、やはり死ぬべきだろう。
そのような進化の停滞を避けるために、生物は自らに寿命という制限を課したのかもしれない、とか思った。

煙突

高い煙突を持つ工場がある。昔はあった、というべきなのか。
低い位置から排煙すると、近隣の迷惑になる。
高い位置から排煙すれば充分に薄まって、地上にはほとんど届かない、という発想だ。
自然には物質を分解する浄化作用がある。大気は無限に広がっている。汚染物質は無限に広がり、害を為さない。
今時ではあり得ないかもしれないが、ほんの何十年前の人々はそう考えたのだ。
公害のような具体的な失敗例が無ければ、自分もそのように考えると思う。
自分が少し油を下水に流したところで、海洋汚染に加担したことにはならない。そう思うのだ。


人は、自分たちが自然環境を変えてしまうほどの力を持っている自覚は無かったのだと思う。
少しぐらい海に汚染水を流しても、何かの力で浄化される、あるいは自然に影響を与えてしまう程の量ではないと
何となく思っていたのだろう。
実際には、環境を考慮せずに流した汚染物質は、少しずつ確実に自然に堆積していった。当然ではある。


多くの物事について、同じような事が言えるのだと思う。
千里の道も一歩から、という。一歩を確実に続けていけば、千里にもいずれ必ず到達してしまうのだ。
自分の悪癖にはつい目を逸らしてしまう。これぐらいは大丈夫だよねと、無かった事にしてしまいたがる。
理由もなく無くなったりはしないのだ。小さく積み重ねた事柄が、いずれ自分の運命を大きく変えてしまったりするのだろう。

Chromeの拡張作ろうぜ!

この日記では10年に1度ってくらい超レアな技術系の話題。
簡単なGoogle Chromeの拡張を作るのは簡単です。本当に簡単です。
ちょっと作り方をぐぐってみると分かると思いますが、JavaScriptの知識があるユーザーなら
初見で30分ぐらいあれば、作ってみるテストが作れます。
JavaScriptの知識が無くてもプログラム経験があるのなら、基本ぐらいは一緒に覚えてしまいませう。


「いやオレ拡張機能公開する予定なんかねーし、他人の為に何かするようなガラじゃねーし」
という照れ屋は多いと思いますが、そうでなくて主に己のブラウジング生活が快適になる可能性が
あるので覚えるといいです。


以下、超単純な拡張機能の作り方。

1.フォルダを切ります

「c:\oreno\hajimete」とか。

2.フォルダ内にmanifest.jsonというファイルをを作ります

メモ帳で編集してもいいですが、文字コードUTF-8で保存しないとダメだよ!
内容は以下のように。

{
	"name": "オレの拡張機能",
	"version": "0",
	"content_scripts": [ {
		"js": [ "oreno.js" ],
		"matches": [ "https://accounts.google.com/ServiceLogin*" ],
		"run_at": "document_end"
	} ]
}

ちょっと長いけど頑張れ。

3.フォルダ内にoreno.jsというファイルをを作ります

内容は以下のように。

document.getElementById("Email").value='ore20111127@gmail.com';
document.getElementById("Passwd").value='p@zzw0rd!!unko';

※2011/11/26時点で実在しないアカウントなのでこの記事を見てログインを試みるのは止めましょう
※このパスワードは私自身使った事の無いものなので悪用を考えるのは止めましょう

4.Chromeの「chrome://settings/extensionSettings」(拡張機能の設定画面)で

デベロッパーモード」にチェックを入れ、「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」ます。
フォルダ「c:\oreno\hajimete」を選択します。

5.動かして喜ぶ

https://accounts.google.com/ServiceLogin
に行くと、ユーザー名とパスワードが自動的に入力されるという寸法です。


この程度の手間でできるのだから、覚えておいて損はないテクニックと言えます。
要素のID等の調査には、Chromeデベロッパーツールを使いましょう。
短いJavaScriptをテスト実行してみたい場合は、JavaScriptコンソールを使いましょう。
他ブラウザとの互換性を考慮する必要は無いので、気楽に書いて下さい。


とまあ一通り書いてえらい今更なネタだなと思ったりもしたけれどいいや投稿しちまえ。
要するにソフトウェア作家向けのみの機能って訳では無いんだねと言いたかったのです。

動画の削除とか

私はテレビ番組をよく録画する。
が、録画用のハードディスクの容量が300G程度しかない。「しか」というべき容量なのか微妙な気もするけれど、
現実に今ちょっと足りていないし、実は3T程ほぼがらんどうなハードディスクもすぐ側にあったりする。
移行の手順がちょっと面倒なせいで、300Gで頑張ってやりくりしている。容量が多すぎても見ない番組が
溜まるだけではという気もするので。


そして今日もまた、予期しないどうでもいい自動録画によって未視聴の古い番組が消されてしまった。
この録画ソフトはくそだ。新しく番組を録画すると、古い録画から勝手に消していってしまう。
大切な録画は、削除されないように「ロック」する事ができる。が、ロックの付け外しは
1録画毎にダイアログを開いて設定しなければならない。面倒すぎる。
だいたい、残り容量が少ない事をソフト側から警告してくれない。ユーザーが自分でハードディスク
ドライブの容量をチェックし判断しなければならない。録画容量が間に合いそうなのかどうかも
ハッキリしない。
その上、どの番組を削除したのか、削除したのかどうかすら教えてくれない。黙ってこっそり消しやがる。
全く困った奴だ。


ところで。
以降の話は、著作権保護で固められたデジタル放送の録画には望むべくもないのだけれど。
容量が足りないからといって、少し未練のある過去の番組をバッサリ削除してしまうのは、ちょっと残念だ。
できれば、画質を落として、高圧縮の形式で残しておけるといいなと思う。
普通はそれをするなら再エンコードという話になるけれど、無駄に情報の損失が起こる可能性があって
貧乏性的に少し勿体ないというのと、再エンコードにはそれなりの処理時間が必要だという問題がある。
ので、
最初から、部分的な品質の切り落としを前提とした動画フォーマットとか作れないのかな、と思った。
動画の品質要素を複数の層に分けて保存する。全ての層が揃った状態で最高品質を保てる。
全ての層が揃わなくても、それなりに表示される、というような。
その昔、インターネット接続回線が現在のような容量が無かった時代、プログレッシブJPEGとか、
部分的な情報の読み込みで全体の概要が表示されるような画像形式があった。あったというか今もあるんだが。
これを動画向けに、切り落とし可能な状態で整理するような事はできないだろうか。とか。