2005-03-08から1日間の記事一覧

対抗策

でもそれはあくまでも心理的な抑圧に過ぎず、実際に反論する事は何の問題も無い。 さっきは認めたじゃないかと言われたら、あれば勘違いだったと謝ればいいだけのことで。 相手がそういう術を仕掛けてきている事に気付いている事が重要で、それに気付かない…

心配りの深い良心的な人間は、あまりむやみに物の価値を貶めるような事は言わない。 あえてその様な言葉を発する人間の意図からは、若干の悪意が読み取れるように、私は思う。

思うに

「だけ」という表現は、どんなに価値のあるものに対しても使用する事ができると思う。 「〜なだけ」とか、あるいはそれに類する価値を矮小化する表現を誰かが用いたからといって、 それそのものの価値を正しく語るとは限らず、むしろ彼がそのように仕向けて…

弁論術おかわり

本当に価値があるものでも、それと似たような構造でかつ価値の曖昧な別のものを例示し、それを 貶める事で、元のものまで無価値であるかのように論述するやりかたもある。 「裁判なんて要は口喧嘩のようなもので、ちょっと口の上手な奴が勝てるようになって…

弁論術

ある一つの場においては、あるものの価値を限定する最初の宣言が、大きな決定力をもつ。 最初に「〜に過ぎない」と誰かが発言した瞬間に否定が起こらなければ、その場にいる人間全てが それを一応肯定した形になり、後からその認識を覆すのは難しくなる。 あ…

だけ

「年が若く改革派であるという理由だけ」 "だけ"という言葉には、そのものの本質的な価値にかかわらず、物事の価値を矮小化させる作用がある。 物事の重みを軽微なものにしようとする力がある。 本当に価値があるものであれば、さほど重大なものではないかの…