布石その…、3ぐらい?
因果応報、という思想があります。
悪い行いは悪い結果となって己に還るのです。
これは、ただ単に悪い行いを戒めるための古典的な成句、
というわけではないと思います。
はなし横道にそれてすみませんが、たった今まで「成句」を「じょうく」だと思ってた。
いやまあ、死んだ後の話とかじゃないんですが。
人を殴らない人を殴るのは抵抗あっても、
人を殴る人を殴るのは(心情的には)さほど抵抗ない、
少なくとも、どっちかを殴れといわれたら殴る方を殴る、
人はそういうものだと思うわけです。
また、一回目に人を殴るのは抵抗あっても、
二回目に人を殴るのは(心情的には)さほど抵抗ない、
少なくとも、どっちかを殴れといわれたら二回目に殴る、
人はそういうものだと思うわけです。
あーつまり、「殴る」というのは悪い行いで、
人Aが殴るのを見れば周りの人間はAは悪い人なのだと理解し、
Aに対しては悪くふるまうようになるわけです。
この場合、集団的な防衛意識と個人的な防衛意識の両方が問題なく働きます。
また、Aの行動論理をそういうものだと理解し、Aに対しては
Aに合わせて同調した行動論理をとるということもあります。
Aが殴られて奪われても、そのルールを決めたのはAだから仕方ない、と。
2つめのは、人間は同じことを繰り返すのは簡単にできる、
それに熟達していくことも、新たに一から何かを始めるよりは
はるかに簡単な作業である、そういうことです。
悪い行いは循環し、同種のものを周囲に呼び込んでしまうと思うわけです。
何でも必ず正確に返ってくるわけではないですが、
大局的に見て、この見解は妥当なものだと思われるのです。
という訳で、因果応報というのはそういう法則のことを言っていて
本当のことなんだと、とりあえず肯定してください。


話ながー