子供の頃の記憶が無いのは、
論理思考のシステムが未完成な状態で、記憶の整理ができないからかもしれないと思った。
視覚的なイメージの記憶がないのは、受信した信号が何を意味するのか解らず、
保存すべき情報という意識がないからかもしれない。
つまり、いつどの部位でどのように感じたかという皮膚の感覚の記憶が
ほとんどないのと同じことで。


人に視覚と聴覚がなかったなら、
触覚による意思疎通、触覚言語が作られたかもしれないと思う。
撫でる>やさしく触れる>敵意ではない接触>好意。
これは、原始的な触覚言語ではないかと。
この言語で、人はほんの少しだけ動物との対話に成功しているのではないかと。