危ない乗り物

新幹線は創業以来、ほぼ無事故であると聞いたことがあります。
非常に安全な乗り物といえます。移動距離あたりの死傷率が最も低い乗り物なのでは、と思ったりしました。
とはいえ、飛行機も決して事故の多い乗り物ではありません。1事故あたりの被害は重いものの、
移動距離あたりという考えからすれば、むしろ新幹線よりもいけてるかもしれません。
また、一般の電車にしても、移動距離と利用者数から言えば、かなり安全度の高い乗り物かもしれないです。
自殺を除けば、あるのはせいぜい踏み切り事故で、乗車客が被害を受けるケースはかなり稀なものです。


考えてみれば、交通事故はほぼイコール自動車事故なのです。
つまり、自動車さえ利用しなければ、交通事故のリスクは半減します。
さらに自動車のない環境で生活可能ならば、交通事故で死傷する可能性は大きくゼロに近づくと思われます。
自動車というのは、人の扱うものの中でも相当に危険性の高い道具なのですよ。


ということから、
自動車は確かに便利ではあるのですが、自動車を排除した時の安全性を考えると、
自動車の利用を一切禁止するのも一つの良案ではないかと思ったりしたわけです。
自動車を排除した場合は、中距離移動用に鉄道ライクなものか、動く歩道ライクなものが一般道に敷設され、
小距離移動用にセグウェイライクなものが利用できれば、そこそこ支障はないでせう。


まあ、歩行者の脇を50km/hの物体が始終行き交っている現状というのは、未来や過去の人からすれば
異常な光景かもしれないなとか思ったりしたわけです。