新聞とラジオとネットとテレビ

新聞が他のメディアに対して優れているのは、一覧性と携帯性、とか何処かの社長が言っていました。
ネットが取って代わる可能性はありますが、新聞並みの手軽さと性能でネットにアクセスできる
端末が現れるのは、んー、まだちょっと先の話のような気がします。


ラジオが優れているのは、受信端末の携帯性。かな。
聴取者は「ながら聴き」ができるので聴取者の時間資源を圧迫しない事や、番組制作や運営のコストが
低い事も大きな利点だと思いますが、ネットに対する優位性とはいえないかも。
災害などでも局の復旧や受信が容易なので、無くなっては困るメディアでもあります。


テレビは、一応考えてみたのですが、ネットに対する優位性はあまり無いような気がします。
現時点では、画質や音質が優れているという事もできますが、帯域容量の問題であり、
光の普及やダウンロードバッファ、圧縮アルゴリズムの調整でネットが優位に立つ事も可能です。
それから、ネットはまだ同時放送性で弱い(アクセスが一度に集中するとサーバーがこける)
と言われる事もありますが、施設の増強でどうにかなる問題でもあり、またむしろ、
視聴者が必ず同じ時間に番組を視聴しなければならないという事が、テレビの
映像コンテンツ配信メディアとしての最大の欠点でもあるわけです。


ネットは、映像と同時にその他のデータの配信も容易にでき、双方向性があり、情報を検索でき、
受信する情報を選択する事ができ、既存メディアに対する優位性は大いにあります。