ブギーポップは笑わない

著:上遠野浩平


これはもはや、レビューではない。 <意味不明
いやまじで。レビューではなくて。


最近、本屋さんへ行くと「上遠野浩平フェア」なるものをやっているのです。
件のタイトルも、平積みされて並んでおられます。
この小説、以前私も読ませていただきまして(何で敬語なんだ)、面白いなとは思ったのですが、
続編(かどうか良く知らないけど)の一連のシリーズには手を出していないのです。
なぜか。

  • 面白かったけど、心臓を鷲掴みにされるよなレベルでなかったので、まだ逃げられると思った。
  • けっこう長いシリーズのようなので、はまったら面倒だと思った。
  • 家にはまだ読んでない本が常に積んであるので、一度に10冊以上も追加されたら天井まで積み上がってゲームオーバーに

そんな感じです。他に、

  • なんかかなりメジャーっぽいので、今更読み始めるのは追随的で弱っちい。
  • メジャーなので、「私とか一部の人しか知らないけど良作」的小市民的独占欲みたいなものが満たされない。
  • あんま萌えっぽくない。

特にキャラクターが可愛いとかで商品購入を決めたりはしていないと思うのですが、
「あともう1ポイント購入動機が高まれば買ってあげられるのに」な状況での一つのトリガにはなっている
かと思います、実際。


その後、ちょっと気が向いて、シリーズ外の「冥王と獣のダンス」という作品を読んだりしたのですが、
やっぱり面白い。やっぱり面白いけど、これ以上踏み込むのはやめておこう。
本屋でブギーポップの文字列を見かけるたび、後ろ髪を引かれるような思いにかられながらも、
「取りあえず今回は止めておこう」の路線を貫いてこの歳まで生きてきたのです。


そんな私にとって、今書店で行われている「上遠野浩平フェア」は、なんというか、
買え買え攻撃に対しちょっと悩んで通り過ぎるという行為を毎回繰り返さなければならず、
なんつうか、疲れるわけです。とっととフェア終わって下さいよコラ、みたいな。