じゃないですか論

「じゃないですか」は文法的にはどう分解できるんだろうとぼんやり考えて。
「じゃない」否定。
「です」丁寧。
「か」疑問。
疑問? 否定した上で相手に尋ねてるんですか? 何だコレ、と思ったのですが。
よく考えたら反語ですね、これは。「そう思いませんか」というのと同類です。
疑問形にすることで、あくまで相手の考えがYesでもNoでも許容しているというスタンスを示しつつ、
しかしおそらく相手は「である」と答えるであろうと推測されて、どちらかといえばそれが当然であって、
従ってその線で私はこれから話を進めさせていただきますがよろしいでしょうか、の意なわけです。