格差社会

優秀な人間は裕福な生活ができて、そうでない人間は貧しい生活をしなければならないのは
不公平ではないのか、と、ちらと考えたりする。前にも書いたけれど。


ただ優秀であるだけでお金が儲かるのではなく、優秀な能力で多くの価値を生み出したからこそ、
お金が得られるわけではある。お金がもらえるのは、その働きにそれだけの価値を認める人間が
いたからであって、巡り巡ってそれはそれだけ社会全体に貢献したから、というわけでもある。
資本主義はそういう、人の欲求を他人への貢献に変換するためのシステムであって、
お金を得る人間は、基本的にはそれだけ人のためになる働きをしているという事にはなっているのだ。


しかし、障害による行動の制限のために人に貢献することが不可能な人や、
要領が悪いために、努力していても人への貢献に繋がらない人、あるいは
それなりに働いているのに何故かうまいこと金が入ってこない人、
これらの人々に、裕福な生活を送る権利が与えられないのは、どうなんだろう、それが正しい姿なんだろうか、
そんな疑問が、脳の片隅に残っていたりする。
(正しいような気もするし、そうでないような気もする)