税金を集めて使う

私の好きな辛坊治郎氏が、今朝のコラムで珍しくいい事を言っていました。
「政治とは何か。とどのつまり、『税金を集めて使う事です!』」


………へぇ。


夏休みということで、今週は少し若年層を対象にして社会を論じるという試みをなさっているようで、
そういった流れで、結局政治ってなんなのか。偉そうな人がああだこうだ言ってるけど、だから何?要するに何がしたいワケ?
という問いかけに対する、辛坊氏の回答なわけです。
非常にコレは本質を突いているなあと私には感じられました。原点に立ち返る思いがします。
ツンデレ」以来の感動ですよこれは。


まあ政治家には法律を作るとかの作業があるわけですが、その法律を行使するにも金がいるわけで、
言い替えれば法律は金の使い方を取り決めるものでもあるわけで。
もし政治もなく税金もない世界であれば、道路は全て私道で、計画もなく適当に敷かれるし、
警察も裁判所も無いし貧乏人は冗談抜きで医療を受けられないし、…ってんじゃあんまりなので、
各人は一応相応の金額を預託して公的なことに使いましょう、使い方はどうやって決めるのか、
まあ1億人が勝手なこと言ってたら話がまとまらないし面倒なので使い方を考える人を決めましょう、使う人は
一応公平な方法で選出しましょう、うんぬん。


…という、100文字以上使って説明してもあんま要領を得ない話を10文字ちょいでまとめれば、
『税金を集めて使う事です!』
なのです!いやあ、コレはすっきり。
このようにシンプルにまとめることで、逆に目的もハッキリしてきます。この原則に立ち返ることで、
政治の方針があっているか間違っているかの判断材料としても使えたり、色々な考え方の元ネタとして使えたりもしそうです。


うん、治郎の癖にいいこと言いおったわ!