サナギさん

サナギさん 1 (少年チャンピオン・コミックス)

夏休みまんがまつりということにしようと思っていたのですが、ぼんやりしていたら
９月になっていました。何だか冗談みたいに涼しくなったなあ。

作者のサイトでサンプルが公開されてますね。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Yasunari/6596/sample.htm
「酢めし疑獄」の頃からの読者ですが、当時はやや不条理感のようなものがあり、
読者を選ぶ傾向があったと思います。
私はそれでもよかったんですが、しかしあれは人に勧めて良いものかどうか迷う漫画ではありました。
「サナギさん」は広い層の読者に受け容れられそうな内容となっており、作家としての安定感が
徐々に増している印象があります。
…とか分析じみた事を言いたいわけではないのですが、「なんかレベル上がってんなー」とか
素直に思うんで。

物事に対する鋭い視点、深い洞察に、読んでいてよくうろこが落ちます。目から。
今後の進化を見届けたいという意味でも、この人の漫画は私はずっと買い続けるんだろうなあと思われるわけです。