心の目でみるんだ

見えないからと言って、存在していないとは限らない。


見えるものは、その存在を疑う人はいない。
見えるからと言って存在しているとは限らないが、存在の可能性は極めて高い。


存在しているということは周囲に影響を与えるという事だ。
その存在を捉えられる人は、捉えられない人に比べて有利な情報を持っている。
ものが見えないという事は、目の前に存在し、誰でも捕捉し得る情報が、他人には見え、自分には見えないという事である。


ごく一部の人間にしか、見えない・感じ取れないものというのが、世の中にはある。
見える人にとってはその見える事すら意識していないかもしれないが、一般よりも速いあるいは賢い判断をもって
行動している。その判断はただの山勘のように見えても、それよりは確かなものなのである。


どうすればそういった能力が備わるのかは分からないが、まずは目に頼らず、心の目の存在を感じてみる事だろうか。


心眼とは、人間の全ての感覚と思考を結集させて、意識に達さないレベルで下される総合判断ではないかと思う。