発信者によって情報の意味が違うということ

温度計と湿度計と空模様を見て、ある気象予報士は、明日は晴れだと予想したとする。
同じ情報から、ある機械は、明日は雨だと予想したとする。


その2つの判断を聞いて、Aさんは多分明日は晴れるなと思った。
Bさんは多分明日は雨だなと思った。
Cさんは曇りかなと思った。


A〜Cさんもまた、その判断を他の誰かに話すのかもしれない。自信ありげに、あるいは控えめに。


同じ情報でも、受け手によって捉え方が違うのだとは常々考えていたと思うのだけれど、
同じ情報でも、発せられる人によって意味が異なるのだということは、確かに考えの外にあった気がする。
…いや、GIGAZINEの読者であった時は、記者が無記名であった事に不満を感じていた。つまりは、誰が
書いたのかも情報として欲しがっていた。
(GIGAZINEは昔は面白いと思っていたのだけれど、一時期からどうも内容が薄くなったように思えて離れてしまった)
しかし自分でココに何か書くことについては、誰が書いたなんて事は全く考えていなかった。


複数の人の同じ見解を他人に伝える時に、同じだからといって安易にはしょったりする癖には警戒するべきかもしれない。
逆にそこを意図的に削除する事によって、情報がねじ曲げられている可能性にも注意しなければならない。


全部は要らないけど、ある程度は必要。


掲示板の書き込みから