与謝野さんは好き

私は、与謝野さんが大好きなんですよ。
この人の為なら、投票所に足を運ぶ事もやぶさかではないという程に。


与謝野さんを最初に意識したのは、ライブドアの話題が世を席巻していた頃で。
堀江貴文は善か悪かという議論が繰り返される中、当時経済関係の大臣であったこの人は
ライブドアを擁護もせず、敵視もせず、無視もせず、淡々と地に足がついたコメントを
発信し続けていて、何だかまともな事を言っている人がいるなあと印象を持ったのでした。
それ以来、その名を聞く度に注意を向けていたわけです。


今日ちょっと彼の著書を買ってきてがーっと読んでみました。
ん。まあ。なんだ。いいなという印象は持ったのですが。普通ですね。どうしよう。いかにこの人が
素晴らしいかを熱く語るつもりだったのですが。えーとね。えーと。
いやなんていうかね。本当にまともな事を言っていると思うんですよ。納得するんですよ。
消費税を上げなければならないとか。無駄遣いを減らす努力は必要だが、それだけではもうどうにもならないとか。
国が負担するというのは国民が負担するというのと同じ事だとか。嘘くさくないんですよ。


まあとにかく、私は麻生さんはいまいち信頼がおけないので、与謝野さんが首相になってくれないかなあと
強く願っているわけです。


与謝野さんが首相になる場合の問題というのも、いくつかあるとは思います。
ひとつはまあ。地味ですよね。カリスマ性がないです。私個人レベルではカリスマの塊なのですが。
国民の支持はそういったくだらねえものに集まる傾向があり、やはり支持がなければ、
通る意見も通らないというのが現状なようなので、実際に政権運営が不安定になる可能性があります。
声がしゃがれているのは咽頭ガンの手術の結果らしいですが、それらの印象に考えが左右される人間も少なからずいるでしょう。
またひとつは誠実さというのも、ある種のネックになるのだろうかという嫌な感じもあります。
安倍さんのように、起こった全ての問題に誠実に対処しようとすると、結果的に重要な問題に力を注げなくなる恐れがあります。
深入りせずに済ませる問題を取捨選択する事が、良い首相のあり方なのだろうと思います。
他にも、体力面・健康面において与謝野さんでは心配とする意見も聞いた事があります。
ただ今回の場合、選挙管理内閣とも言われるように、さほど長期の運営を期待されていない雰囲気もありますから、
そういう意味では今回はある意味チャンスなのかなと。安倍さんの二の舞にならないように、
副総理を置くとか、首相が半休職状態になってもある程度政権が保つようなバックアップ体制を
予め作っておくとかができていれば、一応問題ないのではないかと私は思ったりします。


まあ私は政治通ではないので、あまり偉そうなクチをきけるものではないのですが。
ぶっちゃけ今麻生さん出して問題発言で支持率暴落のまま解散総選挙とかなったら自民終わりやんとか思います。