生活の改善の方法について

私の日常の生活態度は大変自堕落なものであるため、改善の必要性は常々感じていたりします。
が、私の性格は大変自堕落なものであるため、常にその問題を放置し続けている訳です。
これは大変いけないわけです。


この状態を打開する方法なのですが、最近ちょっと思うところがありました。


第1に、生活の悪い所を認識する事、それを悪いと感じるセンス、コレがまず大切だなと。
第2に、改善策を考える事。コレはまあ、大体誰でもできます。悪い部分があれば、
それにどう対処するか、その解答のうちひとつぐらいは、大抵誰でも考え付くのです。
例えば、休日に夕方まで寝ている。そういう悪習があるとして、これを改善するために、
休日の朝9時に目覚ましを仕掛けておこう。そういう事です。


さて、真の問題はそこから先、実践する事にあります。
朝9時に目覚ましをセットさえしておけば誰でもその時間に起きられるなら、警察は要りません。
目覚ましなんぞノンレム睡眠状態で止めて余裕で夕方まで寝てられるので、問題なわけです。
それではダメなので、ここで第2のポイントに戻り、改善策をもう少し深く考える必要があります。


昔何かの番組でとある女性タレントが、「朝は強いですけど?」みたいな事を話していて、
話し相手のタレントは朝が苦手という事で「早起きのコツは何ですか?」という事を訊ねたシーンが
あったのですが、こんな事を答えていたのです。
「んー、よくわからないですが、前の日に早く寝ればいいんじゃないですか?」
実に真理だなと思い、未だに印象に残っていたりします。


てゆうかそれは余談ですが。
まあしかし、朝9時に起きたいんだったら目覚まし云々以前に前日24時に寝とこうぜっていうか。
午前6時に寝たくせに何の用事もなく午前9時に起床するモチベーションが維持できる訳もなく、
そういう根本的にムリがある作戦を講じてもダメなわけです。
作戦家の自分と実行者の自分は他人同士と考えて、実行者が無理なく目的を達成するためには
どのような準備が必要か、計画的に行動を重ねていく必要があります。


さて、ここから本題ですが。
以上に述べたように、生活の改善というのは中々難しい面があります。
等と思ってしまうのです、一見、がしかし。
まあ、起床9時というのが、難易度の高い目標であるとしましょう。
で、それはそれ。生活改善の種はいくつもあって、起床9時なんてもの以外にも、こうすれば
良くなるのではというものはいくらでもあるわけです。
例えば、毎日1杯野菜ジュースを飲もう、とか。これもこれで一見面倒げですが、例えば、
通販で野菜ジュース缶を箱買いしてしまい、寝床の脇に置いておく、等とするわけです。
で、朝、というか夕方でも起きた時、1缶空ける。これは比較的、簡単に実践できます。たぶん。


この事から言いたいのは、戦略が重要であるという事がひとつ、ただもっと言いたい事は、
生活改善のための目標には、難易度の低いものも存在するという事です。そして、
難易度の低いものであっても、それをやらないよりはやった方が確実に良い効果を生むわけで、
負担なく続けられる良い習慣は、身につけておく方が明らかに得なのです。


少し総括すると、
理想的な習慣の習得を目論むのもいいが、もっとレベルを落とせば、簡単に身につけられる習慣も
多数存在する。そうして細々としたレベルで習慣を修正していく事は有効である。
その細々とした修正戦略は、生活の悪い部分に気付くセンスと、労せずして目標を達成するための
優秀な戦略思考によって生み出す事ができる。


そんな風にして意識して生活を見直していくのは、それだけで面白い事なんじゃないかなと思ったわけです。