購入予定無しの身分からiPadに対して思う事

iPad、全く気を惹かれない訳ではないけれど、まあ軽く年内程に購入する見込みは無かろうという感じ。
今思っている事を列挙してみる。

TVメディアに比較的取り上げられている

状況はiPhoneの販売開始の時と似ていて、比較的TVで販売が待ちかねられているかのように
伝えられる事が多かった。
でもiPhoneNintendo DS等に比べるとごく一般向けの商品とは言えないと私は思っていたし、
現状まあまあ売れてはいるのだろうけど、果たして朝の情報番組で取り上げられるほどの
地位の商品なのだろうかと感じていた。これほどTVでの露出があるのは、おそらくはApple
ソフトバンクかその辺の営業的な働きかけによるものではないか、と思っていた。


iPhoneを基準に考えると基本的にiPadも状況は同じで、確かにUIは優れていると思うのだけれど、
これを私の家族などに渡して素直に使いこなせるだろうかと考えると、やっぱりいくつもの
ハードルを感じる。とすればiPadもやはりマニア向けのガジェットの域を抜けられておらず、
お茶の間向けの情報番組で誰でも使えるかのように伝えられるのには、若干の違和感を抱かざるを
得なかったりする。

Webブラウジング

私はiPod touchを持っている。あと、500g未満のネットブックを持っていて、室内のポータブルな
Webブラウジングはこれらの機器で対応できる事になり、そういう意味ではiPadの出番は無い。
しかし、iPod touchは画面が小さいので、これでWebブラウジングをしようとはあまり思わない。
ネットブックの方は、一般用途のOS(Windows)である事とマシンスペックの制限から、
デスクトップPC上ほどの軽快な操作感は得られない。この辺、iPadだともう少し使い易いのでは
ないかという期待はあったりする。ここは少し羨ましい。

電子書籍

iPadで少し興味を惹かれるのは電子書籍の機能だけれど、まあこれ、基本的に様子見で損はしない気がする。
1024×768ピクセルの表示解像度はビューアとしてまだ十分とは言えないと思うし、iPadで普及した
電子書籍勢力はWindows界にも伸びてくるだろう。それならそのうちWindowsネットブックでも
同様の環境は得られると思うし、早期の利用者になっておくメリットはあまり無さそうだ。

iPadのある生活

私のiPod touchがどうなっているかというと「目覚まし時計」及び「便利なタイマー」として
その性能を遺憾なく?発揮している。
あと、iPhoneアプリのプレーヤー。
もしウチにiPadがあれば…何かが変わるのだろうか。何も変わらない予感で一杯だったりする。


私の場合、常時立ち上げているPCがあり、何かやりたいと思いたった時はそのPCを使ってしまうので、
キーボードのない端末とか、スペックの劣る端末を使う理由をあまり見出せない。
iPod touchは外に持ち出せるメリットは一応あるけれど、iPadはそういう使い方をするものなのだろうか。

なんだか

私がiPadを貶そうと思っている意識がそのまま表れてるエントリになってしまった。
UIは良く洗練されている。ポリシーもある。開発環境も整っている。(市販のゲームハードなどに比べて)
まあまあ良い製品と言っていいと思う。
でもまあ。

  • 一般のゲームハードやiPod touchよりも高価
  • 普通のPCよりも制限された環境

この辺の条件を冷静に比較して、流行に浮かされた頭で衝動買いとかしないようにはしたいかな。