生きのこ る

中国製品の不買運動なんてのは、現実的にほぼ不可能な状態にあるわけですし。


他国との対立が起きた場合に、日本がとれる手段の1つに経済制裁があるわけだけれど、
これが中国に対しては、実践が難しいものになっている。向こうさんも困るけど、
こちらも相当な痛手を被るというか、消耗戦になるのは明らかで、終戦までのシナリオを
綿密に計算しなければ戦略として成立しないような状況で。


これがもう一つ昔の時代であれば、中国の経済規模が小さく、日本の攻撃がそれなりの
打撃を持つものであったのだろうけれど、ここ10年程でパワーバランスが大きく変わってしまった。
中国の強気には、膨張する経済力が与える自信もその要因の1つにあるのではないかと思う。
加えて、日の沈みつつある日本、弱化していく国に対し、強者の持つ当然の権利を
行使しようという意識があるのかもしれない。
中国ってのはある意味若いというか、国としての振る舞いは全く未成熟だなと感じる。しかし日本も他国の事言ってられない。


「経済大国」は日本のアイデンティティであったと思う。どうも大戦以降外交力が貧弱な日本が
世界の有力な国の一角として君臨できたのは、経済力で大きく秀でていたからだと。
その強みが消滅しつつある現在、日本がこの先生きのこるにはどうすればいいのだろうか。


日本がこの先生きのこるには!


まあ思うのは、日本は今パワーバランス的にやばい状況ですよという認識を共有して、
非生産的な国内の内戦は保留して、全体で見た時の日本の戦闘力が上がる方面に
力を注ぐ意識を持つようにした方がいいんじゃないかとか。
まあしかし、自身も例に漏れずですが、現代日本人は概ね他力本願で危機感が薄いね。
どうしよう。ねえ。
だれかなんとかしやがれ!