男漫画と女漫画の違い?

この日記で紹介する漫画はどうも女性層向けのものが多くなっているようなのですが…いや、
というか、男性向け漫画は女性も割と読みますが女性向け漫画は男性は興味を持たない場合が多く、
そういう意味で女性ターゲットの漫画がよくでてくるのはそういうのばっかり読んでるからかと
思われる懸念を抱いたとかそういう事なのですが。
多分これにはいくつか原因があって。


ひとつはまあなるべくノンジャンルで行こうと。気持ち偏らない事を意識していると。
ひとつはまあメジャーなのは敢えて紹介するほどの事もないかなと。そうすると少年誌とか
青年誌とかの上位がかなり削られる事になると。


で、あとひとつ。多分最も重要っぽい点がありまして。
女性作家の作品はどうもやはり、感性で攻めてくるものが多い気がすると。尖っているような、
生のままの感性を迷い無く打ち出してくる傾向がある気がします。
男性作家のは非常に計算高いというか、構成をはっきりさせるような、論理的なような、
なんかそういう感じが。
この展開のためにここに伏線を張ろうとか、ここをこうすると感動的な展開になるなみたいな
作為的な感じがするとか、いや読んでる間はそうは感じないのですが、作品分析をすると
解析がしやすいというか…うーん…自分で言っててちょっと違うなとも思うのですが。
男性は設定を丁寧に作る感じがします。女性によるもののいい作品は、まず作品の漠とした概念が
先に固まって、そのあと人工的に隙間を埋めていくというか。
ああもうやっぱわかんねえな。


で、結果にどういう違いが出てくるかというと、女性作品は純粋な個性がでやすいのではと。
男性は技巧的には(色の出し方も含めて)優れても、本質的には没個性なものになりやすいような。
女性は描きたいものに妥協しないというか、妥協に対して不器用みたいな。男性は編集になんか言われたら
こんな感じで直しましたみたいに器用にやっちゃう人が多いんじゃないかとか。


もちろん例外も山ほどあるのですが、性別間にそんな違いがあるような気がしたりしていまして。
「これは独特な味だなー」という印象を持つ漫画が女性のそれに多いのではないかと思うのです。