へうげもの

文庫になってたので、1巻をちょっと買ってみました。
ああ、面白いですね。
このマンガがすごいで上位ランクインしたり、持てはやされていたりする漫画は
私は何となく敬遠しがちになってしまう訳ですが、まあ当然ながら面白いわけです。
この内容でマイナーな漫画だったらテンションだだ上がりですが、まあ既に評価されてるんで、
なるほどねーというところではあります。


武士の描き方に愛を感じます。
人各々に価値を置くものが異なり、凡人からは見下げられるような生き方であっても
本人からすればそれぞれ筋を通した生き方をしている。その多様な人生観を讃える
著者の心意気に惹かれます。


読んでいて、この絵の感じ、どこかで見た事ある、何だっけこれ…としばらく考えていましたが、
小林よしのりだ。口をぱかーんと空ける感じとか、驚いた時の目のギョロっとした感じとか。
あと、第1話の最後のコマ、キャラクタが分身する表現とか。
…あと、相原コージ。多分。相原コージあんま読んでないけど、確か似てる。
あともう1人ぐらい、誰かに似ているような気がしたけど…思い付かない、気のせいかな。